小学校を選んだわけ
小学生の頃からなかなか新しい友達はできにくく、特に高校では苦しんだ私でしたが、何とか周りの友達、そして担任の先生に恵まれて過ごしました。
そんな中、将来教師になりたいという夢ができます。
中学や高校の担任の先生に相談したところ、大学の進学先に臨床心理学を勉強できる大学を勧められました。
そして、臨床心理学を学ぶ学生となります。
臨床心理学の中でも、私が専攻したのは、人間性心理学。
私の研究は、大学で終わらずに大学院まで続きました。
大学院では、カウンセラーを経験します。
そこで、私は私と同じく生きにくさを抱えた中学生や高校生に出会いました。
どこで、学校で普通に過ごすことにやりにくさを抱えたのかを理解しようとしました。
すると、共通する一つの時期が見えてきたのです。
それは、小学校四年から六年の時期です。
この時期は、学習が難しくなり、付いていけなくなる子が多くなる時期です。
また、委員会活動にクラブ活動が始まります。
小学校から中学校につなぐステップの時期なのです。
中学や高校でやりづらさを感じる子は、この時期に大変な挫折感を味わっていました。
それは、学校だからこそ起きたと言っても過言ではないと感じました。
この小学校の時期に、少しの挫折感を味わっても負けない子を育てたい。
私の中でその思いが強くなりました。
そして、私は大学院修了と同時に小学校教員を希望したのです。
さて、どうして小学校で生きづらさを感じてしまうのか?
次回は私の小学校生活から振り返っていきます。