おっちょこちょいや小学校の先生のブログ

小学生の頃から人付き合いが苦手で、不器用で、仕方がなかった。そんな自分のことを知りたくて、大学院で心理学を研究し、小学校教師になった私のブログです。

高校 吃音〜伝えたいことが伝えられない〜

みなさんは、吃音てご存知でしょうか?

吃音というのは、話す時に「わ、わ、わ、わたしは」とか「ぼ、ぼ、ぼくは」というふうに、話す時の最初の一音が出にくい言語障害の一つです。

どもりといえば、分かりやすいかもしれません。

私は、小学校、中学校の時からどもっている、なかなか言葉がでないことは薄々気づいていました。

しかし、私が住んでいた地域に人が少なく、9年間1クラス、同じメンバーで過ごしていた頃もあり、それがおかしいと指摘されたり、笑われたりすることもありませんでした。

私が吃音を気にし始めたのは、生まれて初めて新しい環境に入ったと言っても過言ではない高校生の時です。

授業中に発表したり、友達と話したりする時に、うまく言葉が出ずに笑われたり、いじられたりすることが多くなりました。

自分は、どうして言葉が出ないのか、調べていくうちにそれが吃音であることを知りました。

これは、大学の専攻を心理学にした理由の一つでもあります。

うまく話す練習をして、教師になった今、大分うまく話すことができるようになりました。

しかし、異動で新しい環境に行くと、どもることが気になり、1年近くは、上手く話すことができません。

それでも、私は教師を続けます。

 

明日から2学期。

今年は、異動で新しい学校に行きましたが、まだ周りの先生と上手く話すことができません。

でも大丈夫!

なんとかなるさ!

窓ぎわのトットちゃんみたいな学校は…

窓ぎわのトットちゃんみたい学校はありません!

私の母が懇談会で、私の担任教師に言われた言葉です。

それは、私が小学校1、2年の時でした。

 

当時の私は、担任に嫌われているということは薄々気づいていました。

当時の私は、勉強はできない、吃音がありうまく言葉が出ない、片付けられない、整理できない、落ち着きがない。

比較的学力が高い学校にいたこともあり、担任は私を疎ましく感じたと思います。

クラスのみんなも、落ち着きがない=私 みたいな感じだったので、トラブルがあるたびに、私のせいにされました。

何もしてません。

だから、学校に行くのが嫌でたまりませんでした。

そんな中で、母が言われたあの言葉…

でも、私の母は、大丈夫です!私の子だから!と強気に出ました。

 

地獄のような1、2年生を終え、3年生になり担任の先生が変わりました。

私は学校が楽しくなりました。

机の整理の仕方、休み時間の過ごし方、全て丁寧に教えてくれました。

直接ではなく、教室に机の中の写真を貼ったり、休み時間の過ごし方を全て箇条書きで掲示したのです。

正直に言って、崩壊ぎみだった私のクラスは、すごく静かになりました。

 

なぜ、あの時、私は学校が楽しくなり、クラスは落ち着いたのか?

大学院でカウンセラーとして活動した時に分かりました。

私が3年生の時の担任は、みんなが過ごしやすい学校にするために教育したのです。

窓ぎわのトットちゃんみたいな教室を作ろうとしたのです。

 

それを特別支援的配慮と言いますが、しようとすれば、必要な子はいるの?と横槍が入ります。

しかし、私は言います。

全ての子どもに特別支援は必要だと。

窓ぎわのトットちゃんみたいな教室は必要だと。

私の生きにくさを救ってくれた教育です。

小学校を選んだわけ

小学生の頃からなかなか新しい友達はできにくく、特に高校では苦しんだ私でしたが、何とか周りの友達、そして担任の先生に恵まれて過ごしました。

そんな中、将来教師になりたいという夢ができます。

中学や高校の担任の先生に相談したところ、大学の進学先に臨床心理学を勉強できる大学を勧められました。

そして、臨床心理学を学ぶ学生となります。

 

臨床心理学の中でも、私が専攻したのは、人間性心理学。

私の研究は、大学で終わらずに大学院まで続きました。

大学院では、カウンセラーを経験します。

そこで、私は私と同じく生きにくさを抱えた中学生や高校生に出会いました。

どこで、学校で普通に過ごすことにやりにくさを抱えたのかを理解しようとしました。

すると、共通する一つの時期が見えてきたのです。

それは、小学校四年から六年の時期です。

この時期は、学習が難しくなり、付いていけなくなる子が多くなる時期です。

また、委員会活動にクラブ活動が始まります。

小学校から中学校につなぐステップの時期なのです。

 

中学や高校でやりづらさを感じる子は、この時期に大変な挫折感を味わっていました。

それは、学校だからこそ起きたと言っても過言ではないと感じました。

この小学校の時期に、少しの挫折感を味わっても負けない子を育てたい。

私の中でその思いが強くなりました。

そして、私は大学院修了と同時に小学校教員を希望したのです。

 

さて、どうして小学校で生きづらさを感じてしまうのか?

次回は私の小学校生活から振り返っていきます。

はじめまして!

はじめまして!

とある小学校で先生をしています^_^

 

小学校の先生と言っても、かなりおっちょこちょいです…

子どもの頃から、忘れ物が多く、片付け

ができず、人の輪に入れない。

怒られてばかり!

こんな毎日を過ごしてきました。

今でも、忘れ物は多く、片付けはできないので、ポケットにメモ用紙を入れて授業しています(^_^;)

 

そんな私がどうして教師になり、何を目指しているのか?それが伝われば幸いです!

生きにくさを感じる方に、子育てに悩んでいる方に、もちろん全ての方に読んでいただきたいです!